CoCシナリオ『絶望⇔希望のローライフ』PL向け概要サイトです
世界観の把握、PC作成の参考にして下さい
世界観
数年前、国が死刑制度を改正する
裁判で死刑が確定してから刑が執行されるまでの期間が劇的に短くなった
表向きの理由は受刑者にかける税金の減額だ
だが裏の理由もある。それは【神話生物懲罰隊】設立のためだ
国は魔術的かつ冒涜的な存在(いわゆる神話生物)の存在を前々から認知し、その対処を自衛隊や特殊捜査班に任せていた
神話生物達の危険性をよく理解し、それ故彼らに関る事件は全て極秘に処理された
しかし、対応にあたった現場の自衛隊員や特殊捜査員が負傷・発狂する事態が多発する
自衛隊や特殊捜査班に処理させるには限界であると政府は判断する
そして彼らの脅威を重く見た政府は、専門の対策本部――つまり、神話生物懲罰隊を置く事を決める
問題は、この"汚れ仕事"を誰に任せるか、であった
非常に危険で、情報流失も決して許されない仕事だ
そこで政府は死刑囚に目をつけた
死刑囚に、このまま死刑になるか神話生物懲罰隊に入るかを選ばせたのだ
死刑を選べば数日後には確実に刑が執行されるだろう、しかし懲罰隊に入れば未知の化物とやり合う非常に危険な仕事ではあるが、刑は免除される…と
このシナリオの探索者達は、上記の政府からの提案を受け入れ、神話生物懲罰隊として生きている元死刑囚という設定である
懲罰隊に入る際に、政府の指示によって顔を整形し名前を変えさせられた
勿論これは極秘である。表向きは探索者達には刑が執行されたという事になっている
そしてシナリオ開始時点で、懲罰隊に入って最低でも数ヶ月が経過しており、既に何件かの神話的事象を解決している
その中で呪文を手に入れたり、クトゥルフ神話技能を手に入れたり……果ては、仲間が
"殉死"するさまも見てきただろう
こんな事になるなら、あの時死刑になってた方がマシだったと思う探索者もいるかもしれまい、
生きる為にただ黙々と仕事をこなす探索者もいるかもしれない、
神話生物であれ何であれ殺せるのならば、とこの状況を楽しんでいる探索者もいるかもしれない
どう思っていようが、探索者達は神話生物と対峙出来るほどの力がある人間だという事には変わりない
そしてこの平和ボケの日本で死刑判決を出されたくらいだから
取り敢えず全員性格破綻者のクソ野郎だ
施設
神話生物対策本部
神話生物関連の事件を秘密裏に処理する組織
職員は数人~十数人程度。東京のどこかにある
政府公認の組織であり、警察との繋がりもある
地上階は寮。探索者達はここに住んでいる
武器訓練場や図書館、医療機関、購買、食堂等もあり、この施設内だけで生活が出来るようになっている
少しだけ待遇の良い刑務所といったところ
また、政府に協力的かつ人の姿になれる神話生物達もこの寮で暮らしている
主要な施設は地下に集中している
また地下の最深部には、戦前に陸軍が建設した地下秘密基地の一部を改造して造られた『飼育室』がある
そこでは様々な種類の神話生物が研究のために飼育されている
研究所
研究所
探索者達は職員達の話の中で、『研究所』という施設がある事を知っている
しかし職員に詳細を尋ねても、誰が働いており、どのような研究をしているかは教えて貰えない
職員は元死刑囚であるあなた達に、知る必要が無い情報を易々と与えないように指導されているのだ
探索者達の置かれている環境
禁止
任務の時以外の外出
パソコン・スマートフォン・携帯電話の所持
LINE、twitter、instagram等のSNS
派手な服装・髪型、アクセサリーの着用
※任務の時のみ連絡用のスマートフォンが貸し与えられる。任務に必要な道具・武器も同様。普段は本部に保管されており、その都度貸し与えられる
監視係のニーオス・コルガイに常に監視されている(詳細はNPC/ニコの項)
禁止行為を重ねた場合、懲罰隊メンバーとして不適合と判断され処分される
また、異常な思想を持った場合も処分される
容姿等
服装はスーツ(フレーバーです。ある程度崩したデザインでも構いません)
左腕に『懲罰隊』のマークが入った腕章をつけている
懲罰隊のマークは一般人には分からないが、警察関係者ならその意味を知っている
強制的に整形・改名させられており、元死刑囚である事が一般人にばれる事は無い
死刑囚であった時の探索者達は、表向きには刑が執行され、死亡した事になっている
NPC
現時点で探索者達が知っているNPCを挙げる
ニコ
ニーオス・コルガイという宇宙吸血鬼。普段は人間の姿をしている
対象のPOW1を吸い取る事により、その対象と精神的な繋がり(『精神のリンク』)を持つことが出来る
懲罰隊は全員、入隊時にニコと精神のリンクを繋げられている
精神のリンクが繋がっていると、精神を集中させるとお互いに何をやっているか・何を考えているかが分かるようになる
このような特性を利用し、懲罰隊の行動や思想を監視し、更には任務中の懲罰隊に遠隔から指示を出す等のサポートもしている
「お互いに」とはいうものの、彼は自分の思考を隠す事に長けており、精神的繋がりがあっても彼の考えを読めない場合もある
また、彼が元トライアドであることを探索者達以外は知らない
C.C
最近入った新人研究員。イス人らしい
怪我の手当て等、医療面で懲罰隊をサポートする
内向的で大人しい性格なので、探索者達に自分から絡んでくるような事はしない
探索者達にとっては、なんか最近見る奴程度の認識だろう